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読書会の報告

第二回読書会をWEB開催しました。
2020年8月24日(金) 19:30~21:00
参加者: 篠原(一文)、仁多(商)、茂原(一文)、宮田(政経)、前田(一文)発表順

【紹介本のリスト】
篠原さん
① 『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』秋田麻早子 朝日出版 1800円
「絵の造形を見るポイント」(本書から抜粋)を教えてくれる本。造形としての絵画を観察するポイントと、そのポイントを活用した絵の観察の仕方を実践的に教えてくれます。
今までにない本です。こんな本が欲しかった。(笑)これを読んだ人は、すぐにでも美術館に絵を見に行きたくなること間違いなしですよ。発売当初(2019年5月)から注目していましたが、発売以来評価は上々。その高い評価を今も維持して続けているようです。
2020年8月現在も新刊話題書のコーナーに平積みしている大型書店もあるようです。

② 『この世界の片隅に』こうの史代 双葉社 上・中・下 各648円
劇場用アニメが大ヒットしたコミック本ですが、お勧めは2018年にTBSが制作した実写版ドラマです。Amazonprimeで見られます(全7話)。コミック本が基本ですがアニメ映画、実写版ドラマとそれぞれ少しずつ違った内容が盛り込まれていて面白い。それぞれ比較してみるのも楽しいです。私は実写版ドラマ→アニメ映画→コミック本の順で楽しみました。

③ 『キングダム』原泰久 集英社 現在58巻 各巻540円
終了するのに後10年ぐらいかかりそうな大長編コミック。史記の記述を土台にしているのでしっかりとした重厚なストーリー展開です。羌瘣(きょう かい)という女性戦士や河了貂(かりょう てん)という女軍師の存在はとってもキュートです。(笑)
ゲーム・オブ・スローンでもそうでしたが、若き女性戦士の登場人物は物語を大いに盛り上げてくれます。

※この他にも、加藤陽子さんの著作や三国志~軍師連盟~、芸術新潮(2020年8月号)などを雑談風に紹介しました。それらも次回以降にチャンスがあればじっくりと。またよろしくお願いします。

仁多さん
すべて、ガン予防の本。医師の勉強会に定期的に参加している。
① 『そのサラダ油が脳と体を壊してる』 医学博士 山崎哲盛著
② 『50歳から若返るための1分間腸健康法』 東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一著
③ 『隠れ病は腸もれを疑え』東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎著
最新号の週刊朝日 9月4日号「コロナに負けない新習慣 免疫力上げる食べ物、下げる食べ物」でも藤田先生が執筆されている。

茂原さん
① 『消えたベラスケス』ローラカミング著、柏書房 
偶然図書館で見つけた小冊子をきっかけに、18世紀の英国の書店主が偶然手に入れた“ベラスケス”によってその人生が翻弄される。並行して17世紀当時のベラスケス、スペイン国王についてのお話もいっぱい。資料を丹念に探ったノンフィクション。結末はびっくり。

②『続カラマーゾフの兄弟』 亀山郁夫著、河出書房新社 
‘海辺のカフカ‘が好きで野方に居を構えたという著名なロシア文学者の著者が、未完だったカラマーゾフの兄弟を野方に舞台を移して完結させようという大胆な試み。果たして父殺しは誰か?

※本の話をきっかけに楽しい会話が弾みました。オンラインだと遠くの人も気軽に参加できますね。

宮田さん
① 『13歳からのアート思考』末永幸歩、ダイヤモンド社
アートの見方についての本ですが、作者がどのような思考を辿ってその表現に至ったかを考えることで、作品に対する理解を深めるアプローチが紹介されています。現代美術の鑑賞の仕方がわかってくるのですが、「作品の根っこにあるものを考えてみよう!」というところが、思考法、発想法に役立つ本です。

② 『嫌われる勇気』岸見一郎&古賀文建、ダイヤモンド社
哲人と青年の対話という形を取りながら、アドラー心理学をわかりやすく解説しています。生きづらさを感じている、特に若い人にはとても救いになる本ではないかと思います。

③ 『海軍主計大尉小泉信吉』小泉信三、文藝春秋(今は文春文庫)
一人息子の信吉さんの戦死後、小泉信三が思い出などを綴り、私家版として配ったものが死後に公刊され、ベストセラーになったのが本書。淡々とした文章のなかに、信吉さんへの限りない愛情が感じられます。戦地から信吉さんがご家族に宛てた手紙もユーモアに溢れ、とても素敵です。


前田
① 『昭和16年夏の敗戦』、猪瀬直樹、中央公論新社(中公文庫)
中央公論新社中高生読書感想文企画があり、中高生15名とこの夏一緒に読んだ本。
戦後75年、開戦直前の昭和16年夏には、戦争必敗を若きエリート集団「総力戦研究所」がシミュレーションしていたという史実をもとに描かれる開戦直前の内実を描く。

② 『2020年6月30日にまたここで会おう』瀧本哲史、星海社
NHKクローズアップ現代にも取り上げられた。若い世代に向けて社会変革を呼び掛ける熱いメッセージ。言葉を武器にしてロジックとレトリックを磨けと檄を飛ばす。


☆今回は、アート系の本、戦争に関する本が重なった。少人数だったが、一人一人とじっくりお話する機会となり、様々な本を通じて中身の濃い楽しい会となった。

54ら読書会は、学校図書館で司書をし、息子が早稲田界隈で古本屋をしている前田(一文)が担当しているが、次回よりビジネス書出版のダイヤモンド社にお勤めの宮田晶子さん(政経)が、読書会の幹事として加わることをご報告申し上げたい。

次回は、秋の読書会(WEB開催)
10月30日(金)19:30~21:00
皆さんのご参加をお待ちしています!
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